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肩こりになりにくい姿勢とは

肩こりの原因となっているものはいろいろありますが、姿勢もその原因のひとつと言われています。

肩こりでお悩みの方、肩こりになりにくい姿勢になっていますか?

【立位】

理想的な立位の姿勢は、体の横の面(矢状面の前後方向のアライメント)の①耳垂(耳たぶ)、②肩峰、③大転子、④膝関節前部(膝蓋骨後面)、⑤外踝(踝)の2~3㎝前部を結んだラインが一直線になっていることとしています(「正しく理想的な姿勢を取り戻す 姿勢の教科書」 竹井仁著 ナツメ社 参照)。

日常的に前かがみで作業することが多いので、①耳垂(耳たぶ)、②肩峰は、ラインから前側にずれている方が多いのではないでしょうか。

ラインからずれるとそれだけ筋肉の負担が増えることが考えられます。

肩こり・首こりも起こりやすくなりますね。

【座位(椅子座位)】

椅子に座っている「座位」の姿勢はどうでしょうか?

座位における理想的なアライメントは、頸部と体幹が垂直になり、股間節と膝関節がほぼ直角に曲がり、足底が地面についている状態です(「正しく理想的な姿勢を取り戻す 姿勢の教科書」 竹井仁著 ナツメ社 参照)。

椅子に座って作業等をする場合、前傾ですることが多いと思います。

前傾でいる時間が長く、また同じ姿勢が長いほど、筋肉の負担が増えて、肩や背中が凝りやすくなります。

下の絵のように、腰を前にずらして座っても、同様に背中や方は凝りやすくなります。

肩こりを楽にするために、予防するためにも、姿勢に気をつけることを意識したいですね。

ただ、いい姿勢を長く保とうとして、筋肉を緊張させすぎるとそれも凝りの原因になることが考えられるので、無理せず、いい姿勢になるよう意識したほうがよいと思います。

また、現在の体の状態や姿勢はひとそれぞれですので、無理せず、できる範囲で姿勢に気を付けることが大切だと思います。

※アライメント…体全体の関節や骨の並びのこと。