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右肩が高くありませんか!

左肩に比べて、右肩が高くありませんか?

両肩の高さがそろっている場合や、逆に左肩が高い場合もあると思います。

例えば、右肩が高い場合、ショルダーバッグを右肩に掛けていることが原因の可能性があります。

右肩にバッグをかけ続けていると、バッグが落ちないように右肩を少し持ち上げていると思います。

そうすると、筋肉が収縮したまま長く緊張しているので、硬くなってきます。

それで、右肩が少しあがった状態になるということです。

肩甲骨を上げる動作を挙上と言いますが、肩甲骨を挙上する主な筋肉は、下の図の通り、①の「肩甲挙筋」、②の「僧帽筋」の上部線維です。

ですから、右肩が上がったままというのは、肩甲挙筋や僧帽筋上部線維が収縮して硬くなってしまった可能性が考えられます。

他にも左右の肩の高さが異なる原因としては、脊柱の側弯や骨盤のゆがみなどの場合もあると思います。

①「肩甲挙筋」

②「僧帽筋」

①「肩甲挙筋」

・起始…第1~第4頚椎の横突起

・停止…肩甲骨上角と肩甲骨内側縁上部

②「僧帽筋」

・起始

・上部…後頭骨と項靱帯

・中部…第7頚椎と第1~第3胸椎の棘突起

・下部…第4~第12胸椎の棘突起

・停止

・上部…鎖骨の外側後面1/3

・中部…肩峰内側縁と肩甲棘上縁

・下部…肩甲棘内端

※起始・停止とは、簡単に言うと筋肉が付着しているところの両端です。

そこでおすすめのストレッチ・体操をご紹介します。

※右肩が左肩に比べて高い場合

①「両肩の上げ下げ運動」

両肩を上げ下げします(5回~10回)

②「肩甲挙筋・僧帽筋上部ストレッチ」
 1)右腕を下の図のように背中にまわします。
 2)左手で右手首付近をつかみ、少し引きます(痛みのない範囲で)
 3)そして首を左に傾けます。5~10秒くらい。

※上に書きました「肩甲挙筋」と「僧帽筋上部線維」が伸びてるような感覚で行ってもらうといいと思います。

4)反対側も行います。

5)、1)~3)をもう1回行います。

※この体操は椅子に座って行ってください(転倒防止のため)。

③最後に①の「肩の上げ下げ運動」を行います。

※注意点です。

・体操は、無理しないでください。痛みがある場合は、行わないでください。

・肩が上がっている原因が、明らかに肩の筋肉(肩甲挙筋、僧帽筋上部線維)の収縮ではないと思われるときは、行わないようにしてください。

ショルダーバッグを肩に掛けるときは、おそらく右なら右、左なら左とどちらか一方に決まっていると思います。

そのため、肩の筋肉が片側だけ収縮して硬くなってしまう可能性があります。

ショルダーバッグを使用される方は、時々姿勢を気にして、そして時々上記のようなストレッチをされてみてはいかがでしょうか。

なかなか改善しない場合は、D-かもめ整体ROOMの肩こり整体をご利用いただければと思います。