肩こりがつらい方、自律神経は大丈夫ですか?
肩こりが自律神経の乱れのサインかもしれません。
姿勢がゆがむと肩こりが出やすくなります。
逆に言えば、肩こりが姿勢のゆがみのサインとなっていることがあるということですね。
また姿勢がゆがみ、背骨がゆがむと、自律神経が乱れることがあります。
だから、肩こり症状が出ているということは、姿勢、背骨がゆがんでいる可能性があり、自律神経にも影響が出る、もしくは出ている可能性があります。
今日のブログの結論は、肩こりの予防・改善だけではなく、自律神経を正常に機能させるためにも、姿勢はとても大切ということになります。
もう少し詳しく見ていきたいと思います。
【神経系の分類】
●中枢神経
・脳
・脊髄
●末梢神経
・脳神経…脳に接続する末梢神経12対
・脊髄神経…脊髄に接続する末梢神経31対
【末梢神経の機能による分類】
●体制神経
・知覚神経…全身の感覚を中枢神経に伝える。
・運動神経…中枢からの命令を体の各部に伝える。
●自律神経(内臓などの働きを調整)
・交感神経
・副交感神経
脊髄は背骨の脊柱管の中を通っており、背骨の椎間孔から末梢神経である脊髄神経が出ています。
自律神経は末梢神経の一部となります。
その自律神経は、内臓のさまざまな調整などを行っているので、とても大切なシステムです。
「面白いほどわかる自律神経新常識」(久手堅司監修 宝島社)では、以下のように書かれてあります。
「自律神経は、常に一定ではない外部の環境に合わせ、体内の環境を生命に危険のない範囲の中に一定に保つように、自動的にバランスを維持するシステムです」
健康に生きていくためには、自律神経が正常に機能していることが大切ですね。
上にも書きましたが、肩こりの原因となっているもののひとつとして姿勢のゆがみがあります。
姿勢がゆがんでいるということは背骨がゆがんでいる可能性があります。
背骨がゆがんで、背骨の中を通っている脊髄が圧迫されている場合、自律神経が正常に機能していない、いわゆる乱れている可能性があるということです。
そのため、肩こりが出たら、背骨がゆがんでいるサインかもしれません。
肩こりだけでなく、腰痛や膝痛、頭痛なども背骨のサインの場合があるということです。
また肩こりを感じていなくても、自律神経が乱れて、交感神経の優位の時間が長く続いた場合、血行不良が起こり、それが原因で肩こりになることも考えられます。
先ほどの著書では、自律神経の乱れは、ストレスでも起きるが、「骨格のゆがみ」から起きている可能性のほうが高いと書かれてあります。
背骨のゆがみは、肩こりの原因にもなり、自律神経の乱れの原因にもなるので、普段から姿勢に気を付けることをおすすめします。
参考図書
・「面白いほどわかる自律神経新常識」(久手堅司監修 宝島社)